祖母が作ってくれた蟹とうどの酢味噌和え

私が今でもどうしても忘れられない味があるのですが、それは、春にしか食べられない祖母が作ってくれた蟹とうどの酢味噌和えなんです。

よく、うどの酢味噌和えとかは食べた事のある方もいると思いますが、祖母はそれに蟹と蟹の味噌を混ぜてよく作ってくれたんです。

これが、ご飯が何杯でも食べれちゃうくらい美味しいし、うどの独特な香りと蟹が凄くよく合うんですよ。

なんてったってさっぱりしているのがポイントですね。

酢味噌和えですから当然ですけど、本当いくらでも食べれちゃいます。

ちなみにたこの酢味噌和えもいいでね。

でも、蟹が入っているって結構珍しいでしょ。

この蟹とうどの酢味噌和えって、蟹味噌に酢味噌が合わさっているので、蟹味噌の旨さが全体に凄く感じるんですよ。

その中に蟹とうどが入ってるんですからもう最高にいい味なんです。

でも、この蟹とうどの酢味噌和えは、祖母の身体の調子が悪くなって寝たきりになってしまった為、食べる事が出来なくなってしまったんですよ。

食べれるって言っても、うどは春にしか取れないものなので春にしか食べれないんですけどね。

最近、季節は関係なく色々とスーパーなどで売っていて食べれるようになってきましたが、

それでも中々うどって手に入らないんですよね。

スーパーでも本当に中々売ってませんし、春でもあまり見かけません。

年中、うどが売っていたら作り方を覚えて毎日でも作って食べちゃうんですけど、無いんですよね。

うちは祖母が春になったら、よく山に行ってうどを取ってきてましたけど、それでもあんまり取れないんですよ。

うどって見つけるの結構大変なんだそうです。

そう考えると、実に貴重な物を食べていたんですね。

でも、うどって結構香りが独特で、嫌いな方が多いんではないでしょうか?

というよりも、食べた事も聞いた事もない方もいっぱいいるんでしょうね。

こんな私でも、小さい時は匂いがきつくて大嫌いでしたからね。

祖母が作ってなかったら、うどって何?って言っていると思いますもん。

本当、何でこんなに凄い匂いがきつい食べ物を好んで食べるだろうって思っていたくらいでしたから。

それが大人になるにつれ段々と好きになってきちゃって、それが今では忘れられないほどの味になっちゃってるんですからね。

もう2年も酢味噌和えを食べてないんですが、本当に祖母に早く元気になってもらって、また蟹の酢味噌和えをお腹いっぱい食べれたらなぁって思っています。

カニは私の大切な思い出です

カニは、私にとっては、思い出です。

それを思い起こさせてくれたのは、つい先日のことでした。

私は今、実家から離れて一人暮らしをしているのですが、一人暮らしを始めてからというもの、自宅と会社の往復だけで、そんなに楽しいこともなく過ごしていました。

そんな時、ふと頭に過ぎることがあります。

それは、思い出というか、懐かしい雰囲気です。

私の思い出は、正にカニなのです。

だからと言って、特に大きなエピソードというものは無いのですが、カニを食べたりすると、子供のときの思い出というものを思い出してしまいます。

私が子供のときは、何かイベントごとがあり、多くの人が家に集まることが多く、そのときは決まって「カニ鍋」が食卓に並んでいるという状況が多くありました。

子供のころは「カニが高級なもの」という認識など当然ありませんから、何も考えずに食べていた記憶があります。

しかし、大人になり、今の感覚から考えていると、カニというのは、ものすごく高級なもので、普段にはなかなか食べることが食べれないものという感覚が大きくなっています。

最近では、仕事が忙しくなり、本当に盆と正月くらいしか実家に帰ることが出来ず、時折、そのような長期間の休みのときであっても帰ることができないというときもあるくらいです。

このご時勢に、こんなにも忙しく仕事をさせていただいているということはありがたいことであり、感謝すべきことなのかもしれませんが、寂しくなったり、何気なく実家の両親のことを考えたりすることがあると「カニを食べて、ワイワイと大宴会のようになっていたことを思い出してしまうことがあります。

先日のことですが、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、実家から大きなカニが送られてきました。

人にもらったらしく、そのおすそ分けというような感じだと母は言っていました。

私は、ものすごく嬉しくて、子供のころのようなにぎやかな感じを再現したく、自宅に友人を招いて「カニ鍋パーティー」をしました。

パーティーはものすごく盛り上がって、大量にあったかにが、あっという間になくなってしまったのですが、私の中には、楽しい思い出として記憶に残った「かに鍋」となりました。

偶然とはいえ、このようなタイミングでカニを送ってきてくれた母のタイミングというのか、勘というのか、そのようなものに感謝しています。

こんな些細なことですが、カニを食べた楽しい思い出というのが、また1つ、増えたように感じています。