カニは、私にとっては、思い出です。

それを思い起こさせてくれたのは、つい先日のことでした。

私は今、実家から離れて一人暮らしをしているのですが、一人暮らしを始めてからというもの、自宅と会社の往復だけで、そんなに楽しいこともなく過ごしていました。

そんな時、ふと頭に過ぎることがあります。

それは、思い出というか、懐かしい雰囲気です。

私の思い出は、正にカニなのです。

だからと言って、特に大きなエピソードというものは無いのですが、カニを食べたりすると、子供のときの思い出というものを思い出してしまいます。

私が子供のときは、何かイベントごとがあり、多くの人が家に集まることが多く、そのときは決まって「カニ鍋」が食卓に並んでいるという状況が多くありました。

子供のころは「カニが高級なもの」という認識など当然ありませんから、何も考えずに食べていた記憶があります。

しかし、大人になり、今の感覚から考えていると、カニというのは、ものすごく高級なもので、普段にはなかなか食べることが食べれないものという感覚が大きくなっています。

最近では、仕事が忙しくなり、本当に盆と正月くらいしか実家に帰ることが出来ず、時折、そのような長期間の休みのときであっても帰ることができないというときもあるくらいです。

このご時勢に、こんなにも忙しく仕事をさせていただいているということはありがたいことであり、感謝すべきことなのかもしれませんが、寂しくなったり、何気なく実家の両親のことを考えたりすることがあると「カニを食べて、ワイワイと大宴会のようになっていたことを思い出してしまうことがあります。

先日のことですが、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、実家から大きなカニが送られてきました。

人にもらったらしく、そのおすそ分けというような感じだと母は言っていました。

私は、ものすごく嬉しくて、子供のころのようなにぎやかな感じを再現したく、自宅に友人を招いて「カニ鍋パーティー」をしました。

パーティーはものすごく盛り上がって、大量にあったかにが、あっという間になくなってしまったのですが、私の中には、楽しい思い出として記憶に残った「かに鍋」となりました。

偶然とはいえ、このようなタイミングでカニを送ってきてくれた母のタイミングというのか、勘というのか、そのようなものに感謝しています。

こんな些細なことですが、カニを食べた楽しい思い出というのが、また1つ、増えたように感じています。